”やばい、うまくいきすぎなんじゃないか?”
5月16日(2015年、旧サイトからの転載です。)
ゴール設定をしてゴールの自分として振る舞い日々の行動を
変えていくと様々な変化が起きます。
自分がそれまで望んでいても手に入らなかったことが突然目の
前に現れて、あっさりと実現してしまったり、
解決したかったことが、いつの間にか出来ていたりといった事が
起こるようになります。
そういった事が起こると、
「上手くいきすぎなんじゃないか?」
「こんなにすんなり事が運ぶと良くないことが起きるんじゃないか?」
などといった気持ちが湧いてきがちで、周囲からも
「気をつけろよ」みたいな内容の助言を受けたりします。
これらはコンフォートゾーンがずれたことにより起こることです。
”コンフォートゾーンとは自分にとって居心地のいい範囲”
コンフォートゾーンとは自分にとって居心地のいい範囲を指します。
- 住むところ
- 遊ぶ場所
- 金銭感覚
- 友達関係
- 使う言葉
などなど、時間をかけて自分のコンフォートゾーンは作られていきます。
そういうものですから、コンフォートゾーンがずれると色んな反応が起きます。
気分が落ち込んだり、
周囲からも心無い言葉を投げかけられたり、
病気になったり、
なにかトラブルに巻き込まれたり、
といった事が自分の意思とは関係なく起きます。
”コンフォートゾーンはホメオスタシスによって保たれている”
こういった反応を「ホメオスタシスのフィードバック」といいます。
ホメオスタシスとは、もともと恒常性維持機能という生態的な反応です。
例えれば、エアコンの温度設定のようなもので、26度に設定したら
25.5度や26.5度になると元に戻そうとエアコンが作動する働きと
似ています。
また女性同士で同棲すると、生理周期が同じになるといった
身体的に起こる同調機能です。
このホメオスタシスが情報空間にも働くことが認知科学の研究に
よって明らかになってきたのです。
私たちのコンフォートゾーンは、ホメオスタシスによって保たれていると
言ってよいでしょう。
本来、ゴール設定によって正当に起こった良い出来事が、
たまたまのまぐれ当たりと思うように小さい頃から刷り込まれている
ために、ネガティヴな感情が湧き起こるのです。
では、コンフォートゾーンがずれた時はどう対処すれば良いのでしょうか?
”新しいコンフォートゾーンの保ち方”
それは簡単です。
「上手くいきすぎなんじゃないか?」
「こんなにすんなり事が運ぶと良くないことが起きるんじゃないか?」
といったネガティブなセルフトークを、
「今の状況は自分にとってふさわしい状況だ!」
「自分らしいんだ!」
という風に投げかける言葉を変えるのです。
こういうのをセルフトークを変えると言います。
セルフトークとは、自分に投げかける言葉のことです。
人は1日に10万回以上自分に対してなんらかの言葉を投げかけ
ています。
もし、ネガティヴな言葉を10万回もの数投げかけたらプロコーチ
である僕でも、影響を受けてしまうでしょう。
だからこそ、セルフトークのコントロールはとても大事なのです。
あとコンフォートゾーンは慣れなので、新しいコンフォートゾーンに
とどまれるよう、セルフトークを利用して対処していくと、
そこがちゃんと自分のコンフォートゾーンになります。
セルフトークを変えて、自分をどんどん切り開いていきましょう。
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