「玉置浩二」と「瞑想」の深〜い関係

目安時間:約 4分

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「変わる」って、こういうことなのかな?

 

先日、玉置浩二のトリビュートライブに

「演者」として参加した。

 

本人はこないが、玉置浩二や安全地帯の

曲の数々を素晴らしいミュージシャンたち

とともにお送りするという企画。

 

それに伴って、いろいろ調べていたら、

玉置浩二本人がインタビューでこんなことを語っていた。

 

 

玉置浩二はデビュー当時、ビブラート

(声を揺らして響かせる歌い方。楽器などでもよくやる)を

かなりかけて歌っていた。

 

すると、所属するレコード会社の社長から、

 

「クラブ歌手みたいだな」

 

と言われたらしい。

 

このクラブ歌手みたい、というのは「安っぽい歌い方」という意味。

 

 

それで、プロデューサーたちと安全地帯のアルバムを数枚

発表するまで、ビブラート"なし"で歌うように改善していったらしい。

 

勿論、クセでビブラートをかけていたので治すのは大変だったとのこと。

 

しかし、その後、またビブラートを"かける"ようになる。

 

売れて有名になったし、

 

 

「俺の好きなようにやる!」

 

 

ということだそうだ。

 

俺うまいだろ!というように、

ビブラートをかけまくって歌っていたのだ。

 

しかし、それから10年ほどしたある時期、

ビブラートをきっぱりやめよう、

クセをなくしていく、と決意する。

 

「自分の言葉をもっとストレートに歌に乗せたい、伝えたい」

 

 

ということだったそうだ。

 

ビブラートをかけると歌いやすいが、

気持ちがこもりすぎる。

 

 

僕もフルートなど吹くと「ビブラートをかける」のが"基本"なので、

そういった気持ちに襲われそうになる経験があるのでよく分かる。

 

 

あと、ビブラートをかけると歌い込みすぎて「説得する歌い方」になる。

 

 

では、そこからどうやって抜けたのか?

 

 

歌の世界観をイメージして、例えば恋の歌なら、

相手と経験した情景などをイメージしながら歌うと、

すーっとビブラートがかからず歌えるようになったそうだ。

 

これは、「瞑想」と同じだ。

 

例えば、"仏像"は瞑想の道具だが、

仏像を見続けることで頭の中にその姿を細部まで取り込む。

 

そして、今度は取り込んだイメージを仏像なしで頭の中に再現、

構築していくプロセスが「瞑想」である。

 

 

コーチングでいうと、ゴールを作って
その世界をリアルにイメージしていくこと。

 

玉置浩二のやったことと"全く同じ"である。

 

「ビブラートのかけすぎ」という問題を自覚なしに、

命令されるままに変えろと言われても、

なかなか"根本的に"は変わらない。

 

 

しかし、自覚すれば自然と変わる方向に向かう。

 

 

あなたも今の状況を何か変えたいと思うなら、

理想のゴールを作って、細かくイメージしていってほしい。

 

 

そして、ゴールの自分にふさわしい行動をするようにしてみてほしい。

 

 

すると、いつの間にかその夢は叶っているだろう。

 

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