大人の食い物にされる学生たち

目安時間:約 4分

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僕がサックスを始めたきっかけは吹奏楽だった。

 

とにかく楽器を吹くことが楽しくて、

プロになって20年が経とうとしているが、

 

 

今だに毎回吹くたびに発見がある。ワクワクする。

 

電書籍やポッドキャストを始める前から気になっていたことがある。

 

それは、

「もっと音楽業界に対して貢献できることはあるんじゃないか?」

ということ。

 

そして、僕のルーツである「吹奏楽の世界」に光を当てていこうと考えた。

 

とはいえ、僕は20年以上、吹奏楽業界から離れて

ジャズシーンで活動しているため、

情報が古かったり、少なかったりする。

 

なので、現役で吹奏楽の世界に関わる人たちに取材を申し込んだ。

 

そこで聞いた話は驚愕のものだった。

 

僕が中学高校と所属していた吹奏楽部はどちらも弱小で、

今回聞いた話は全く知らなかった。

 

吹奏楽部といえば、7月から10月にかけて行われる

吹奏楽コンクール」がある。

 

吹奏楽コンクールは、朝日新聞が主催のイベントで、

地区大会、都道府県大会、支部大会、全国大会と順に

勝ち抜き方式で行われる

「吹奏楽の甲子園」のようなものである。

 

 

中学、高校、大学、一般の部と年代別にも用意されており、

参加団体は「10000」を超える、まさに巨大イベントである。

 

 

その巨大イベントの主人公は「演奏者」のはずであるが、

残念ながらそうではない。

 

大人の様々な思惑が交錯し、

くだらない縄張り争いや金儲けが蠢いている汚い世界だ。

 

一般の部や大学の部に出ている人たちは大人であり、

裏事情もよく分かっているはずだからそのあたりのことは

よくご存知だと思う。

 

しかし、中高生は大人の事情を知らず、

大人に「弄ばれている」側面は否めない。

 

もっと言うと、学生たちは大人の夢を叶えるために

利用されている「奴隷」に成り下がっている。

 

そうした事実を暴露するとともに、

どう吹奏楽や音楽と接するべきなのか考えていきたい。

 

僕が思うに吹奏楽業界にいる人たちは、

ある意味で「茹でガエル」になっている。

 

フェアではない状況で、コンクールに出る学生たちは

何も知らされず「競争」をさせられている。

 

そして、その大人の勝手な理屈による競争のせいで、

彼らは週に何十時間も部活動に費やしている。

 

年間にすればとんでもない時間だ。

 

さらに、そうやって膨大な時間を費やしたコンクールのための

練習の末、学生たちは疲弊し、部活動の引退とともに

音楽をやめてしまう。

 

楽器をやめてしまう。

 

楽しみたい一心で始めた音楽に疲れ果て、

やめてしまうことは本質から「ずれている」のではないだろうか?

 

一方、大人たちはどうだろうか?

 

この時点では、はっきりしたことは言えないが、

自分が昔果たせなかった夢を、

代わりに子どもたちにやらせている指導者は多いのではないか?

 

自分の夢を叶えたいなら、自分でやるべきだ。

 

学生たちは自分の夢を果たすための「道具」ではない。

 

こうした指導者たちはコーチングでいう

「抽象度」の下がった状態だ。

 

僕はコーチとして、ミュージシャンとして、

そうした下がった抽象度を上げるために、

 

「余計なことを言うな!」

 

「邪魔するな!」

 

と非難されても遠慮なく書いていくつもりだ。

 

ということで、今後を期待していただきたい。

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